雪のそぼ降る蔵の町で開催!冬まつりをめぐるドライブ 福島県喜多方市

昔なつかしい風情を漂わせる蔵の町並みが残る喜多方市。路地裏や郊外にまで白漆喰や煉瓦の蔵があり、その数およそ4000棟余。蔵の多くは現在も住居や酒蔵、味噌蔵などとして使われているという。蔵のまちとも呼ばれる喜多方市で、2019年も2月2~10日の間に「第19回蔵のまち喜多方冬まつり」が開催される。期間中は喜多方そばフェスタや全国ラーメンフェスタなど、多くのイベントを展開。豊かな自然が育むそばや、三大ラーメンのひとつにも数えられる喜多方ラーメンを食べ比べてみよう。

2月2日からは「第14回 ひなの蔵めぐり」も開催される。商家などに代々受け継がれてきた歴史あるひな人形が店舗内に飾られるもので、なかでも500体以上のひな人形が集結した「ひなミュージアム」は必見。蔵の町並みを散策しながら、普段は見られない貴重なおひな様を観賞できる。

散策のお供には寒い体を温めてくれるお菓子はいかが?きんつば(温かい大判焼き)やたい焼などおいしい和菓子がおすすめ。また醸造の町・喜多方ならではのお酒や甘酒も人気。蔵元はもちろん、味噌・醤油醸造のお店でも販売されている。ノンアルコールの甘酒もあるので、ドライバーはこちらをどうぞ。

蔵のまち喜多方冬まつり

喜多方プラザ文化センター東側特設テントなどで開催される冬まつり。「喜多方そばフェスタ」「全国ラーメンフェスタ」のほか「ときめき商工フェア」「喜多方物産展」「きたかたエンターテイメントドリームフェスタ」が行われる。

豊かな自然、良質な水と米に恵まれた喜多方では醸造業が盛ん。昔から醸造に適した蔵が多くつくられ、今も使用されている。
豊かな自然、良質な水と米に恵まれた喜多方では醸造業が盛ん。昔から醸造に適した蔵が多くつくられ、今も使用されている。
喜多方ラーメンフェスタの模様。北海道の「らーめん泰我」や、東京の「麺や七彩」、尾道の「尾道ラーメン喰海」などの話題の店が全国から出店する。
喜多方ラーメンフェスタの模様。北海道の「らーめん泰我」や、東京の「麺や七彩」、尾道の「尾道ラーメン喰海」などの話題の店が全国から出店する。

第14回 ひなの蔵めぐり

ふれあい通り(商店街)を中心に、毎年開催されるひな人形の展示。代々伝わるおひな様が特別に公開される。

2018年まで三十八間蔵(旧嶋新商店)に設置されていたが、2019年は三十八間蔵から徒歩3分の場所へと変更となる(写真は2018年、三十八間蔵のひなミュージアムで撮影)。
2018年まで三十八間蔵(旧嶋新商店)に設置されていたが、2019年は三十八間蔵から徒歩3分の場所へと変更となる(写真は2018年、三十八間蔵のひなミュージアムで撮影)。
500体のひな人形は圧巻。吊るし雛が愛らしい(写真は2018年、三十八間蔵のひなミュージアムで撮影)。
500体のひな人形は圧巻。吊るし雛が愛らしい(写真は2018年、三十八間蔵のひなミュージアムで撮影)。

喜多方の冬グルメ

珍しいピーナッツきんつばや熱々のたい焼などが人気。蔵カフェや古民家カフェでゆっくりするのもおすすめ。

人気の和菓子店「田原屋菓子店」の「きんつば」は、1個90円(税込)。持ち帰りもできるが、休憩がてら店内で食べることもできる。
人気の和菓子店「田原屋菓子店」の「きんつば」は、1個90円(税込)。持ち帰りもできるが、休憩がてら店内で食べることもできる。
“飲む点滴”といわれるほど栄養価の高い「塩甘酒」1本324円(税込)。「大和川酒蔵北方風土館」で販売。会津山塩と店特製の麹で作った甘酒はさっぱりとした味。ノンアルコールなのでドライバーも安心。
“飲む点滴”といわれるほど栄養価の高い「塩甘酒」1本324円(税込)。「大和川酒蔵北方風土館」で販売。会津山塩と店特製の麹で作った甘酒はさっぱりとした味。ノンアルコールなのでドライバーも安心。

■蔵のまち喜多方冬まつり
TEL:0241-24-5200(蔵のまち喜多方冬まつり実行委員会/喜多方観光物産協会内)
◇喜多方そばフェスタ
飯豊山・雄国山麓の豊かな自然に恵まれた、全国屈指のそばの産地喜多方。地元でしのぎを削る、雄国そば、ひめさゆりそば、会津駒形そば、会津山都そば、たかさと雷神そば、塩川そば、岩月そばが出店する。
開催日時:2019年2月2日(土)・3日(日)10~15時
開催場所:喜多方プラザ文化センター東側特設テント(福島県喜多方市字押切2-1)
入場:無料(そばは1食600円のチケットを購入)

◇全国ラーメンフェスタ
通をもうならせる話題の行列店が一堂に会するラーメンの祭典。全国各地から駆けつけた話題の店の逸品を賞味できる。「伊藤商店」、「らーめん泰我」、「麺や七彩」、「尾道らーめん喰海」、「中華蕎麦こばや」、「喜多方老麺会」が出店。
開催期間:2019年2月9日(土)10~19時、10日(日)10~16時
開催場所:喜多方プラザ文化センター東側特設テント(福島県喜多方市字押切2-1)
入場:無料(ラーメンは1食600円のチケットを購入)

◇ときめき商工フェスタ
開催期間:2019年2月2日(土)・3日(日)10~15時
開催場所:喜多方プラザ文化センター小ホール(福島県喜多方市字押切2-1) ほか

◇喜多方物産展
開催期間:2019年2月9日(土)10~17時、2月10日(日)9~16時
開催場所:喜多方プラザ文化センター小ホール(福島県喜多方市字押切2-1) ほか

◇きたかたエンターテイメントドリームフェスタ
開催日時:2019年2月10日(日)13~16時
開催場所:喜多方プラザ文化センター大ホール(福島県喜多方市字押切2-1)

■第14回ひなの蔵めぐり
開催期間:2019年2月2日(土)~3月3日(日)
開催場所:福島県喜多方市内各地(小荒井地区エリア、小田付地区エリア、菅原町・駅前地区エリアほか)
TEL:0241-24-3131(蔵のまちなかギャラリー実行委員会事務局/会津喜多方商工会)
参加店舗:喜多方市内の各事業所約70店舗

◇ひなミュージアム
住所:福島県喜多方市字三丁目4832-3
TEL:0241-24-3131(蔵のまちなかギャラリー実行委員会事務局/会津喜多方商工会)
開館時間:10~15時
休館日:木曜
アクセス:会津縦貫北道路喜多方ICより車で約5分
駐車場:なし

■喜多方の冬グルメ
◇田原屋菓子店(きんつば ほか)

住所:福島県喜多方市谷地田7393-3
TEL:0241-22-0574
営業時間:9~18時
定休日:水曜(祝日の場合は営業)

◇おくやピーナッツ工場(ピーナッツきんつば ほか)
住所:福島県喜多方市字天満前8930
TEL:0241-23-7630
営業時間:10~18時
定休日:1月1日(1~3月は不定休)

◇お菓子のヤマグチ(たい焼き ほか)
住所:福島県喜多方市字一本木上7741-3
TEL:0241-22-0526
営業時間:8時30分~18時
定休日:木曜

◇大和川酒蔵北方風土館(塩甘酒 ほか)
住所:福島県喜多方市字寺町4761
TEL:0241-22-2233
見学時間:9時~16時30分
定休日:1月1日

※記事内のデータは2018年12月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

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