最新の自動車技術を体感!「人とくるまのテクノロジー展2018名古屋」フォトレポート
2018年7月11~13日にポートメッセ名古屋(名古屋市港区)にて、「人とくるまのテクノロジー展2018 名古屋」が開催された。「人とくるまのテクノロジー展2018 名古屋」は自動車技術に特化した展示会で、トヨタや日産、ホンダなどのメーカーだけではなくサプライヤーも数多く参加し300社を超える企業が出展した。会場に来ている参加者の方は、スーツ姿の人が多く3日間で41,306名の方が来場された。
会場では、ブースでの展示だけではなく往年の名車の同乗体験など技術以外の楽しいコンテンツも充実していた。
その様子をガズー編集部員が独自の目線でレポート。
次世代の衝突安全試験に対応した車載ハイスピードカメラや3次元ダミー挙動解析に関して展示しているPhotronブースでは、衝突安全試験で使用されるダミー人形が!編集部員も生で見るのは初めてでついついシャッターを切ってしまう。
日野自動車ブースでは「小型EV商用車プラットフォーム(原寸モデル)」が展示。通常のトラックはFR(後輪駆動)が多い中で、このプラットフォームはコンパクトなモーターをキャブ下に設置しFF(前輪駆動)に。従来のFRでは実現不可能であった低床化が期待でき、荷物の積み下ろし負荷軽減などの作業効率向上も見込めるのではないか。
同じく日野自動車ブースでは大型トラック「プロフィア」のインパネまわりを展示。乗用車ではまだ導入事例が少ないダイヤル式シフトなど、スイッチ操作パネルに編集部員のテンションもあがる!
いすゞ自動車ブースで展示されていたのは、いすゞディーゼルエンジンの原点ともいわれる「DA4型ディーゼルエンジン」。当時欧米の各メーカーにおいても技術が確立できていなかった1936年に開発に成功した空冷式直列4気筒のディーゼルエンジンで、経済産業省が認定する「近代化産業遺産」にも登録された。今年で82歳!という古いエンジンにも関わらず美しい状態と珍しさで来場者の注目を浴びていた。
東レブースに展示されたのは、先端素材と技術の総合力を結集した次世代コンセプトカー。「こんなところにも東レ」というだけに、クルマのあらゆるパーツに東レが開発する素材が使われているのが分かる展示になっていた。
三菱電機ブースで注目を集めたのは、「Knob-on-display」。タッチディスプレイの上にノブを設置し左右に移動したり、ノブを回したりと、新しい操作感のインターフェースの提案だ。
トヨタ自動車ブースでは、先日発売となった「新型クラウン」のカットモデルが展示されていた。TNGAに基づき採用された新開発FR駆動プラットフォームの内側など、注目の的となっていた。
ヤマハ発動機ブースでは、昨年の東京モーターショーでも出展され話題となった「MOTOROiD」が展示。EV自動二輪車で車体を電子制御することで、常に車両の姿勢を最適に維持し、車両自身で不倒静止・前進することが可能だという。
豊田合成ブースでは、一人乗りの超小型モビリティコンセプトの「Flesby II」が展示。未来的でなんとも愛くるしいクルマだ。
トーヨータイヤブースで注目を集めたのが「エアレスコンセプトタイヤ」。定期的なエア補充が不要なためメンテナンスフリーであり、パンクやバーストもしないというメリットがある未来のタイヤ。ブース展示だけでなく、同乗体験で実際に体験することもでき参加者の興味をひく内容となった。
クラシックカー・オーナーズクラブの協力により、いすゞ・117クーペやトヨタ・スポーツ800など1960~80年代の名車の同乗体験が併催されていた。
日本のモータリゼーションを飾った名車の懐かしく、どこか新鮮さも感じられた当時のままの技術を体感し、また将来のモビリティ社会を創っていくであろう最新テクノロジーを目の当たりにし、過去から未来に紡がれている技術を知る貴重な機会となった。
GAZOOでは、今後も「人とくるまのテクノロジー展2018 名古屋」の記事は掲載予定ですので、是非ともお楽しみに!
[ガズー編集部]
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