笠取山から青山峠へ抜ける 青山高原を巡る 三重県のドライブルート

芭蕉ゆかりの城下町から広大な高原へ。風情と爽快感を一日で味わう

藤堂高虎が築き、忍者や松尾芭蕉ゆかりのまちとして知られる城下町・伊賀上野。伝統に培われた伊賀上野ならではの工芸・組紐をまず体験。青山高原へと車を走らせると、青山高原の伏流水を使うことで知られる銘酒・若戎の蔵元がある。蔵見学で酒造りの知識を得たら酒はおみやげに。津市と伊賀市の境に広がる青山高原では、高原の北端の笠取山から青山峠まで約12kmの高原ドライブが実に爽快。県道512号青山高原公園線で高原山頂を走り抜け、県道26で国道165号に戻る。途中、名湯榊原温泉に立ち寄り、日帰り入浴を楽しむのも一興。ルーブル彫刻美術館で美術鑑賞をしたら、最後に東青山四季の里で自然エネルギーをたっぷりもらって帰ろう。

ルートマップ:約1時間55分(約73km)

S:上野東IC

約40m 国道422号 約1分

1:伊賀くみひもセンター 「組匠の里」

スポット情報
伊賀にある伝統的工芸品、伊賀くみひもを展示即売している。組紐の歴史や工程が学べるよう、ビデオシアターも設置。希望者にはインストラクターの指導で組紐作りの体験もできる(1回1100円税込)。

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約13km 国道422号、国道165号 約20分

2:若ゑびす吟醸館

スポット情報
嘉永6年(1853)創業の若戎酒造が併設する見学施設。ビデオ上映や蔵見学をした後に試飲する日本酒は、三重山田錦などを原料に青山高原の伏流水で仕込まれた義左衛門や若戎など。芳醇な味わいが楽しめる。見学は要予約。

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約15.3km 国道165号、県道512号 約23分

3:青山高原

スポット情報
国道165号から高原道路に車を走らせると、標高700~800m付近に高原が広がる。空の青、樹木の緑、ツツジの赤に数十基の風力発電用風車のコントラストは一見の価値あり。遊具のあるピクニックランドやススキの丘やつつじの丘を巡って遊歩道があり、爽やかな高原をハイキングするのもおすすめだ。

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約25km 県道512号、県道28号 約40分

4:ルーブル彫刻美術館

スポット情報
パリのルーブル美術館に収蔵されている彫刻作品を現地で精密に復刻し、展示しているユニークな美術館。約2000平方mの館内には、ミロのヴィーナスやサモトラケのニケなど有名作品1300点余りが並ぶ。わずかな傷まで復元されていて、まさに本物と見間違えるほど。大英博物館収蔵の作品もあり、複数の美術館を一度に回るような楽しさが味わえる。

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約4.5km 県道28号、国道165号 約7分

5:東青山四季のさと

スポット情報
近鉄東青山駅の北側。青山高原の一角に広がる四季折々の草花が豊かな自然公園。4月上~中旬には300本の桜、4月下旬~5月中旬にはヒラドツツジやキリシマツツジが約3万本も咲き誇る。アスレチックで身体を動かし、遊歩道で自然観察もいい。

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約15km 国道165号 約23分

6:久居IC

ベストシーズン

春の青山高原は桜やツツジが主役。桜は4月上~中旬、ツツジは4月下旬~5月中旬に満開になり、ヒラドツツジやキリシマツツジなど3万本近くが咲き誇る。

夏の青山高原は爽やか。ハイキングコースも整備されているのでハイキングにも格好だ。

一帯がススキの野原になる風情ある風景が捨てがたい秋もおすすめ。

11~3月なら若戎酒造で搾りたての新酒を手に入れられる。

ドライブ情報

  • 伊賀くみひもセンター「組匠の里」へは名阪国道の上野東ICを出て国道422号を南へ。伊賀警察署口を入るとすぐ。
  • 国道165号は奈良と三重を結ぶ幹線道路なのでトラックなど大型車も走る。特に青山トンネル前後のカーブの多い区間では速度に注意。
  • 伊賀と津の市境付近にある青山トンネル西側で、県道512号青山高原公園線に入る。アップダウンも少なく快適なドライブが可能だが、冬期は積雪や凍結するので注意。

問合せ先情報

  • 伊賀市商工労働観光課0595-43-2309
  • 青山観光協会0595-52-5202

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