満開のソメイヨシノが続く「桜街道」！清流・長良川沿いをドライブ　岐阜県郡上市

「明建（みょうけん）神社」は鎌倉時代から室町時代の終わりにかけて、現在の郡上市大和町を治めた東氏（とうし）が建立した神社。サクラの名所としても知られ、横参道脇に続くソメイヨシノやヤマザクラのサクラがほぼ一斉に咲き揃い、「飛騨・美濃さくら33選」に選出された。大小100本余のサクラが250mにわたって連なる、サクラのトンネルは圧巻だ。一帯の神社の森は県の天然記念物に指定されている。

明建神社から車で約25分の「国道156号線の桜並木」（top画像）は、「桜街道」とも呼ばれドライバーに親しまれるサクラスポット。国道156号線沿いにソメイヨシノの並木が約500m続き、薄紅のソメイヨシノが咲く中を車で走れば、春の陽気を感じられそうだ。見頃は例年4月上旬だが、年々早まる傾向にあり、2023年は3月27日に満開となった。

国道156号線の桜並木から車で約10分の「郡上温泉　宝泉（ほうせん）」は、「ホテル郡上八幡」に併設の天然温泉施設。眼下に清流・長良川を望む露天風呂をはじめ、大きな窓いっぱいに四季の景観が広がる大浴場、サウナ、超音波風呂など男女各6種類の風呂が揃う。日帰り入浴ができるので、ドライブの帰りに立ち寄ろう。

サクラを愛で、温泉にゆっくり浸かってリフレッシュ。郡上市で、春のドライブを楽しもう。

参道には、樹齢700年以上の大杉も。大杉は「神迎え杉」と「神帰り杉」があり、七日祭（なぬかびまつり）の際に御神体を載せた神輿が大杉の前を通ることから名付けられたという。毎年8月7日に行われる祭礼「七日祭」は、神社を勧請した東氏によって伝えられたもので、800年余の歴史をもつ伝統行事。同日にはこの桜並木を舞台にした薪能「くるす桜」が、神社拝殿で上演される。

1965年（昭和40）、岐阜で初めて行われた国体、第20回国民体育大会開催に際し、地元の人々が植樹し手入れしてきたものだという。「深戸（ふかど）の桜並木」とも呼ばれている。「飛騨・美濃さくら33選」のひとつ。

郡上八幡ICから車で約5分。水と踊りの小京都、郡上八幡に建つ「ホテル郡上八幡」の温泉館。郡上温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、1994年（平成6）に湧出した比較的新しい温泉。

■明建神社
住所：岐阜県郡上市大和町牧912-1
TEL：0575-88-3244（古今伝授の里フィールドミュージアム）
アクセス：東海北陸自動車道ぎふ大和ICから車で約10分
駐車場：あり

■国道156号線の桜並木
所在地：岐阜県郡上市美並町深戸
TEL：0575-79-3111（美並観光協会）
アクセス：東海北陸自動車道美並ICから車で約5分
駐車場：なし (国道を挟んだ長良川鉄道深戸駅に停車可能。横断歩道があるが、通行量が多く渡る際は注意が必要)

■郡上温泉　宝泉
住所：岐阜県郡上市八幡町吉野208
TEL：0575-63-2311
日帰り入浴時間：11～22時（受付は～21時）
日帰り入浴料金：大人800円、子ども400円
定休日：無休
アクセス：東海北陸自動車道美並ICから車で約10分
駐車場：あり
URL: https://www.chitora.co.jp/hotspa/

※記事内のデータは2024年2月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。