薄紅色の可憐な花!野山を彩る貴重なヒメサユリの群生を見に行こう 福島県喜多方市

薄いピンク色の花が愛らしいヒメサユリは、喜多方市の花にも制定され市民にはおなじみの花。熱塩加納町(あつしおかのうまち)宮川地区の「ひめさゆり群生地」では、会津盆地を見下ろす小高い丘に約33万本ものヒメサユリが咲き誇る。開花時期は例年6月上旬~中旬で、2023年は6月1日(木)~6月15日(木)「第40回 ひめさゆり祭り」を開催。6月1日にオープン式、3日にウォーキングイベント、4日に芸能祭が行われる。土・日曜は商工会による出店があり、特産品を販売。福島、新潟、山形の県境の一部と、限られた場所でしか見られない貴重なヒメサユリの群生を、見頃の時期に合わせて見に行こう。

ひめさゆり群生地から車で約120分の「坂内食堂」は、1958年創業の喜多方ラーメン店。喜多方ラーメンの代名詞ともいえる、行列のできる人気店のひとつだ。喜多方ラーメンは地下水の豊富な喜多方ならではの多加水麺で、太いちぢれ麺に醤油ベースのスープが特長。オリジナルのチャーシューも好評の、県内外の人々に長らく愛される一杯を食べに行こう。

坂内食堂から車で約45分の「一の戸橋梁」は、JR磐越西線の喜多方駅から山都駅間、一ノ戸川に架かる橋梁。橋長444.6mと磐越西線では最も長い橋で、橋脚は25m。周辺の景観に合わせて塗り替えられたパイナップルイエローが映える、1910年に架設された歴史ある橋だ。優美な姿で走る貴婦人といわれる観光列車「SLばんえつ物語号」の通過ポイントでもあり、写真撮影スポットでもある。

なかなか見ることのできないヒメサユリの群生や喜多方ラーメンを楽しみに、春の喜多方へドライブに出かけよう。

ひめさゆり群生地

標高約400mの斜面約3.3haに自生するヒメサユリの群生地。ヒメサユリは朝日・飯豊山系、吾妻山系、守門浅草岳でしか見ることのできない日本固有種。希少な花の群生は、一見の価値あり。

  • 写真提供:(一社)喜多方観光物産協会

    群生地の中には遊歩道があり、歩けるようになっている。

  • 写真提供:(一社)喜多方観光物産協会

    花は直径6~9cm。ササユリより小さく、早く咲くことと花の可憐な印象から「ヒメサユリ」との名が付いたといわれている。

坂内食堂

1958年5月、喜多方のまちで創業した老舗店。当初は夫婦二人で営業し、2023年で創業65年を迎えた。一番人気は「肉そば」で、特製醤油で煮込んだチャーシューが麺を覆い隠すほど何枚も盛られている。

  • 白抜き文字で店名が入った青い暖簾が目印。

  • チャーシューがたくさん入った「肉そば」1000円(税込)。

一の戸橋梁

製作はAmerican Bridge社によるもので、完成当時は東洋一の規模を誇った石造りの鉄橋。優美かつ重厚で堂々とした貫禄ある姿は文化的価値も認められ、経済産業省の近代化産業遺産に選ばれている。年に3回ほど期間限定で(2023年は7月、8月、10月を予定)ライトアップも行われる。

  • 写真提供:(一社)喜多方観光物産協会

    走行する列車を遮るものが何もない、絶好の撮影ポイント。

  • 写真提供:(一社)喜多方観光物産協会

    幻想的なライトアップは日没から20時30分まで。

■ひめさゆり群生地
住所:福島県喜多方市熱塩加納町宮川字東舘山2-3
TEL:0241-36-2115(熱塩加納総合支所産業建設課)
「ひめさゆり祭り」協力金:300円(祭り開催時のみ)
アクセス:会津縦貫北道路喜多方ICから車で約20分
駐車場:あり

■坂内食堂
住所:福島県喜多方市字細田7230
TEL:0241-22-0351
営業時間:7~18時
定休日:水曜(不定休)・木曜(祝日の場合は営業)
アクセス:磐越自動車道西会津ICから車で約35分
駐車場:あり

■一の戸橋梁
住所:福島県喜多方市山都町小舟寺
TEL:0241-38-3831(山都総合支所産業課産業振興班商工観光担当)
アクセス:磐越自動車道西会津ICから車で約25分
駐車場:なし

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2023年5月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[GAZOO編集部]

ドライブ情報はこちら

  • ガズームラTOPへ
    ガズームラTOPへ
  • 喜多方市TOPへ
    喜多方市TOPへ
  • ドライブTOPへ
    ドライブTOPへ
MORIZO on the Road