梅本まどかさんが話題のライズを実走インプレッション
乗り手を選ばず使いこなせるコンパクトSUVとして、発売直後から高い人気を集めるトヨタのライズ。前回の記事ではマルチタレント・梅本まどかさんによる内外装の評価をご紹介しましたが、今回は梅本さんが実際にハンドルを握って感じた実走インプレッションをお届けします。試乗車は最上級グレードのライズZ(2WD)です。
「梅本、ライズ試乗行きま~す!」
最初は運転席に座り走り出した時の第一印象から。運転席からの広い視界、ペダルとシートの自然な収まり具合が梅本さんのお気に入りですが、走り出した瞬間はいかがでした?
「本当に無という感じ。何も意識しなくていいので、注意すべきところにちゃんと注意できます。コーナーを曲がっている時も見えないところがあまりないので困りません」
ライズはヒップポイントを665mmと高い位置に設定し、アイポイントが上がるように設計されている他、大き目のリアドアガラスを採用するなど、ドライバーの視界確保を重視しています。
- 梅本さんの身長は163cm。見下ろすようなポジションになっているがわかります(写真は用品装着車)
エンジンは1リッターの3気筒ターボ。最高出力は98PSで、数字だけを見ると心もとない気もしますが、梅本さんの印象はいかがですか?ライズは試乗会の会場を出て、郊外の道路に向かいます。
「発進の時はすーっと加速感があって、ブレーキも踏んだ分だけしっかり止まってくれて、安心感もある。すべてが滑らかで、時間が勝手に過ぎていくみたいな感じです(笑)」
その理由はスペックを見てわかりました。ライズのエンジンは1リッターなのに、1.5リッタークラスのトルク(14.3kgf/m)があります。ライズは小排気量車にありがちな、アクセルを強く踏み込まなければ流れをリードできないクルマではありません。
- 梅本さんの試乗の様子(ディレクターが同乗しています)
「ロングドライブも楽しそうで、今日のドライブはもう終わっちゃった。そんな感覚。中距離ぐらいの小旅行に行きたくなっちゃいました。荷物もたくさん積めるし、USB端子もいっぱいある。充電しながら行けるから、私は2人ではなく4人で行った方が楽しいと思います。スマホのアプリを使えるディスプレイオーディオも便利ですね」
- メーカーパッケージオプションのディスプレイオーディオ
試乗は順調に進み、片側2車線道路の折り返しポイントにさしかかります。大きく右にハンドルをきった梅本さんですが、意外や意外。切り返すことなく、一発でUターンが決まります。
「Uターンはあまり好きじゃないので、『あ、Uターンだ』と構えてしまうのですが、今日はそんなこともありませんでした。車庫入れとか細い道とかもすごく楽に走れるのかなと思います」
ライズZのタイヤは大径17インチタイヤを採用。同じく大径のフェンダーアーチとともに、SUVらしいたくましさを表現しています。一般的にタイヤが大きくなればなるほど、小回りが利かなくなりますが、ライズはDNGA-Aプラットフォームを採用することで、5.0m(16インチは4.9m)の最小回転半径を実現しています。
- ライズZの17インチタイヤ
試乗を終え、駐車場に戻ってきた梅本さん。指定された駐車枠の中にライズを停める必要がありますが、梅本さんは駐車があまり好きではないとか。緊張した面持ちでCVTのレバーをゆっくりバックに入れます。
「バックモニター付き!駐車が苦手な私にとっては大きなバックモニターはありがたく、無事車庫入れができました。気持ちが楽になるので、運転していて楽しいし、楽しいというのを感じやすいですね」
ライズZとG(どちらも2WD車)には駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」がメーカーパッケージオプションで装着できます。そのシステムを使えば梅本さんが苦手としている駐車はもっと楽になるはず。
実はライズにはパーキングアシストを含め数々の予防安全機能「スマートアシスト」が搭載されており(グレードやオプションにより内容は異なります)、それらを使いこなせばより安全、より快適にドライブを楽しむことができるのです。
ライズはSUV初心者や運転に不慣れな人も安心して乗れるコンパクトSUV。梅本さんもツボをおさえたライズの気遣いにすっかり感心したようでした。
[ガズー編集部]
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