レクサスLXの先進機能 その⑭…スペースアップ機構付きサードシート――電動操作でシートをアレンジ

レクサスLXの室内は、3列シートの8人乗り。サードシートが不要な時は、側方に収納することで、より広いラゲージスペースを作り出すことができます。
操作は、ラゲージスペースの右側面に備わる電動スイッチを押すだけ。まず背もたれが前方に倒れ、さらにスイッチを押し続けるとシート全体が自動的に側方へと立ち上がり、ロックされます。
サードシートを完全に収納した際の、ラゲージスペースの幅は990mm。あわせてセカンドシートも折りたためば、最大で1685mmの奥行きが確保され、大きな荷物の収納が可能になります。
サードシートを元の状態に戻す際も、操作は簡単です。電動スイッチを使ってシートを床面に下ろし、プルハンドルを引いて背もたれを立ち上げれば完了です。

室内側から見たサードシート。定員は3人掛けで、50:50の左右分割式になっています。
サードシートの収納は、電動による簡単操作。スイッチを押すと、まずヘッドレストおよびシートバックが前方へとたたまれます。中央席のヘッドレストは取り外し式で、折りたたみ機構は備わっていませんが、装着したままでもシートの跳ね上げ収納は可能となっています。
背もたれが倒れた状態から、さらにスイッチを押し続けると、シート全体が側方へと起き上がります。
完全に跳ね上がると同時にロック機構が働き、サードシートは室内の側面に固定されます。
サードシートを左右に跳ね上げた状態。幅990mm、高さ1100mmの収納スペースが生まれます。奥行きは、セカンドシートもたたむことで最大1685mmにまで拡大できます。
サードシートの操作スイッチは、ラゲージスペースの右側に設けられています。
スイッチは機能別に、2種類用意されています。左側に見えるのが、背もたれの折りたたみからシート全体の跳ね上げまでを連続して行うためのスイッチ。右側のスイッチは、背もたれだけを倒したいときに使います。上段が右側席、下段が左側席の操作スイッチ。ともに、ラゲージスペースの右側面に設置されています。

[ガズー編集部]

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